ジョーダン・ピーターソンが処方薬の依存で入院していた件について

ジョーダン・ピーターソンが薬の依存でリハビリ施設に入ったというニュースが昨秋流れていたが、娘さんのミカエラさんが最新情報を動画にしてアップロードしてくれたので、要約して訳します。

 

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(翻訳ここから)

ピーターソンは、食品に対する深刻な自己免疫反応を体験し、それに伴う不安感に対処するため、数年前から低用量のベンゾジアゼピンを処方され、指示に従って服用していた。去年の4月、彼の奥さんが末期の癌と診断され、薬の処方量を増やした。その後、彼の身体に薬に対する身体的依存と奇異反応が起きていることが明らかになった。奇異反応とは、本来予想される薬の働きと逆の作用が出ること。この反応は珍しいが、前例のないことではない。

 

この8か月間、彼はこの薬により耐え難い不快感に苛まれ、薬の服用をやめようとすることで不快感はさらに増した。この原因は、身体的依存に由来する離脱症状である。彼は極端な静座不能に悩まされた。静座不能とは、パニック症状に近い焦燥感が際限なく続き、じっと座っていられない症状である。これにより、このため、彼は自殺を考えることさえあった。

 

テーパリング(服用量の漸減)やマイクロテーパリングなど、北米の病院での治療に何度か失敗した後、緊急医療ベンゾジアゼピン解毒療法を求めなくてはならなくなった。この治療はロシアでのみ行われている。これは、非常に過酷なもので、以前の病院で罹患したと思われる深刻な肺炎もあって、事態は悪化した。彼はひどい体調のままICUで4週間過ごす必要があったが、非常に有能で勇敢な医師達の助けもあり、生き延びた。

 

ロシアで治療するという意思決定は、ほかに良い選択肢がないという絶望的な状況の中で行われた。回復するかどうかはっきりとわからなかったことは、とても困難で恐ろしい体験だった。現在、快方に向かっているが、様々な生理学的損傷を元に戻す必要がある。体調は徐々に回復しており、薬を飲む必要はなくなった。ユーモアのセンスも戻り、この数か月間で初めて笑うことができた。だが、全快に至るには、まだ長い道のりがある。危ういところで命をとりとめることができたようだ。

 

いくつかのことを明確にしておきたい。家族も医師も、これが精神的依存だったとは考えていない。ベンゾジアゼピンの身体的依存は、脳の変化により、数週間で発生する可能性がある。診断の難しい奇異反応により、それはさらに悪化し、危険性が非常に高まる可能性もある。彼が完全に回復することを私たちは望み、医師にも回復するだろうと言われたが、これには時間がかかる。非常に幸運なことに、彼はまだ生きており、そのことには大いに感謝している。

 

次は、彼自身から状況について説明できると思います。ご支援ありがとうございます。(翻訳ここまで)

 

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